リスペクト付きのパロディ
昔話ばかりしてるのも何なので、最近の話しもチョコチョコと。
力の抜けたオフザケ感
6月末にTOKYO FMの番組で、奥田民生がチョット恥ずかしげに、「ハクション大魔王の新しいテーマ曲」についてユーモアを交えて語ってた。50年ぶりに復活するアニメの新しいテーマソングを依頼され出来上がった曲が「サテスハクション」
童話アラジンをタツノコプロが作ったのが「ハクション大魔王」のはず、知らんけど。
大魔王の「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン」とか「もちろんでごじゃる」とか、極めつけは「アラビン・ドビン・ハゲチャビ~~ン」って謎の呪文は当時から子供だけじゃなくオトナまで使ってた。アクビの存在とか「ハクション大魔王」に関わる全てが秀逸。絶対にディズニーよりも夢が多い気がする。愛川欽也の「それからどしたの」のアクセントも捨てがたい。
そんなレジェンド・アニメ番組の2020年度版テーマ曲を依頼されて、
♪ クッシャミ一つで呼ばれたからにゃ~
でお馴染みの、1969年の初代ハクション大魔王の主題歌は絶対に超えらるわけがないし、みんなもアレが聴きたいんじゃないの? って思ったので「良いところは昔の曲を活かしちゃえ」と思って作ったのだそう。
奥田民生 - サテスハクション [Official Lyric Video]
【Amazon.co.jp限定】サテスハクション(メガジャケ付)
恐るべき作曲技量の幅の広さ!
そう言えば、元のハクション大魔王の歌ってファンキーな曲だったなぁと思ってYoutubeで聴き直したら、50年前の曲なのにイントロのエレキギターのファズや、ベース・ラインも強烈で、ドラムも凝ったことしていたことに改めて気づく。
作曲したのはダレ? と思って見たら・・・、ンッ~? 市川昭介(*_*) !?
市川昭介と言えば「アンコ椿は恋の花」「さざんかの宿」とか、演歌の人じゃないの・・・?
久しぶりに内場さんの「イィィィィーーー!」が出た。
演奏は? アレンジャーは? と次々と疑問が湧いて調べたけどコレ以上はわからず仕舞い。
思いっきり寄り道したけど、新曲「サテスハクション」の演奏はすべて彼自身。今彼がネット上で展開しているカンタビレ・スタイルでレコーディングされた。
最近の活動は、
ひとりレコーディングライブ「ひとりカンタビレ」
宅録スタイルのDIYアナログレコーディング・プロジェクト 「カンタンカンタビレ」
テレワークでゲストとトークやセッションを繰り広げる「カンタンテレタビレ」
バーチャル背景で演奏する「カンタンバーチャビレ」
などをYouTubeに次々と公開して真面目にオフザケ中。
なんだか大橋巨泉の芸風も入ってきてるみたいなので、
ウタナリテ、ゲンカキチョレバ、トリスラノ、カンタシビレノ、チョビレグリグリ。
おそまつ。
やることなすこと、ダジャレ押し。
同じラジオ番組で話してた、寺岡呼人、奥田民生、斉藤和義、浜崎貴司、YO-KING、トータス松本の6人で結成したドリーム・バンド名が「カーリングシトーンズ」
先日、日比谷野音で行なわれたイベントは「顧問豊作」
講談社から「ドリーム・バンドのライブ写真集を出しませんか?」という話していたときも、せっかくだったら、僕らもレコード会社を超えたコラボをしているから、講談社ともコラボしたいと提案して、ちょうど少年マガジンが60周年だったので「壮年マガジン」というタイトルで行きましょうということにしたそう。
色々と話を聞いてると、力みもやる気もない (ように見える) 徹底したオフザケ感がオモシロイ。
ラジオではほかにも、ハスキー声のスナックママばかりをオーディションして、5人位でハスキーっていうバンドを作って「ダンシング・オールナイト」みたいな曲を唄ってもらおうとか、笑いながらバカ話ばっかりしてた。
聴いてみたいな、ハスキーの唄。
奥田民生 考は、つづく。