1周廻ってコダワリ目線

ある意味、逆にピンポン。

2021年7月25日 今朝の1枚

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日陰で風に当たりながら聴ける感じにしようとアントニオ・カルロス・ジョビンカエターノ・ヴェローゾジャネット・サイデルでも聴きながらと思ってたら現代ブラジル最高峰の作曲家兼ギタリスト」の記事を見て聴いたこともないリオ・デ・ジャネイロ出身のアーティストを聴いてみることにした。

ギタリスト大国、ブラジルが誇る至宝

YouTubeで探し、聴いてみたら噂通りに何かスゴイ感じ。

ジェケットを見るとダンディでカッコいいオッサンがギターを抱えて映ってる。

一度でいいからこんな風に写りたいものだ。

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ROENDOPINHO( ホエンドピーニョ)/ GUINGA

Roendopinho

Roendopinho

  • アーティスト:Guinga
  • Acoustic Music
Amazon

 「ギタリスト大国、ブラジルが誇る至宝」と書かれている記事を読んだ。

かなりのキャリアがある実力派ミュージシャンのようで、40歳を過ぎた1991年に遅咲きのデビューをした。その後のキャリアや発表してきた作品の中で、唯一欠けていたピースと言える「ガッド・ギター完全独奏」がこのアルバムで実現したという。

それをアナログ盤のLPとして発売するというのがニュースになっていた。

 

 


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名前のGUINGAはギンガと発音するようで、名前が“銀河”ってカッコいいなと思ったけど、漢字で書く“銀河”とは全く関係がない(そりゃそうだ)

 

他のアルバムも聴きたくなりTSUTAYAや図書館で検索しても引っかからず(当たり前か)、コレを機に禁断のSpotifyに加入した。

Radikoプレミアムもそうだが、こういうサービスにお金を払い出すとやめられなくなるので我慢してたけどもう限界かなと観念した。Amazon Musicとも比較したけど検索すると聴けるアルバムの数がSpotify の方が圧倒的に多かった。

 


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アルバムを聴きだすと予測不可能な旋律は尋常ではなく、美しく個性的で複雑なメロディー浮遊感のあるコードワークは唯一無二。

ちょっと聴きでは個人的にあまり得意ではないモンクのようにも聴こえたが、ブラジルの混血文化のせいかどうかわからないがコチラは聴ける

神業のようなフィンガリングの細やかさとか、音数が少ないのによく響くギター。

時にハスキーなスキャットが聴けたり、口笛までを駆使したアルバムに仕上がっている。

何処か絵画的な曲調とサウンドは、まさにギターでなければ表現不可能な音楽で、いかなる名手がピアノで弾いてもギターのようには響かないだろう。

 

クラウドファンディングはこんな所にまで・・・

サンパウロを代表する女性歌手のモニカ・サルマーゾとギンガが2019年の4月に日本ツアーを行い、2人の管楽器奏者も加えたメンバーを日本へ招聘してLIVEをレコーディングするまでをクラウドファンディングで成功させたそうだ

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LIVEアルバムも発売されている。ちなみにレコーディングはオノ・セイゲン氏が担当したとか。

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昔と違ってプロモーターが高い金額を払って招聘し、それを回収できるようなキャパシティを持つ会場を押さえてツアーを回るという形ではなく、そのアーティストを好きな人達が必要な金額を出し合い、直接ミュージシャンと交渉していく時代に変わってきている。情報が細分化してマスでは届かないけど、好きな人達のサークル内だけでも商売ができる好例だと思った。

今後はこういうクラウドファンディングでの招聘が増えるだろう。

 

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