2021年11月28日 今朝の1枚
昨夜は月食と日食の中間点
昨日から北風が強くなり、グッと冷え込んだ朝。
夜明け前 天頂に下弦の月。月食の満月だった19日から12月4日の新月の日の日食に向かう中間点だなぁと思いながら観ていた。
人間国宝と言われるジャズ界のレジェンド
今朝は92歳になった今も現役プレーヤーの北村英治のクラリネットが聴きたくなり、温かいお茶を飲みながらリラックスできる1枚を聴いている。
大阪でも兎我野町“ロイヤルホース”に来られてる印象がある。
『やさしき伴侶を』テディ・ウィルソン+北村英治Vol.3 1973年11月12日録音
日本人クラリネットの第一人者の北村英治と、スイングピアノの名手、テディ・ウィルソンとの共作。約50年 半世紀前のレコーディング。
このアルバムは手に入れようとすると、かなりレア盤のようでSpotifyやApple musicで聴くことが出来る。今回もSpotifyで聴いている。
音の匠によるレコーディング
TRIOレーベルは録音状態のいいアルバムという印象が強い。
このアルバムもミキサーは菅野沖彦。音の匠とも言われた人で、オーディオ評論家としても有名だった。
菅野氏の自宅に鎮座していたJBLオリンパス+蜂の巣ホーンは憧れのスピーカーシステム。
黒くて丸いのが蜂の巣ホーンと言われるパンチングメタルを幾層にも重ねた唯一無二のJBLホーン。ドライバーユニット375と合わせるとホーンでは最強だと思う。
恥ずかしい勘違い
テディに「ベニー・グッドマンと演ってるよりエイジと演ってる方が楽しい」とまで言わせたテクニック。
このアルバムはクレジットを見ると北村英治の名前の横には・・・
アルトサックス? テナーサックス??。
北村英治 (ts, as)
Teddy Wilson (p)
原田政長 (b)
須永ひろし (ds)
北村英治=クラリネットという思い込みが強いのでクラリネットだと思って聴いていたけど、クレジットを観て聴き直せばサックスの音色。
恥ずかし〜〜。
言い訳っぽいけど、北村英治の吹くサックスの音ってクラリネットっぽく聴こえてたのが不思議(笑)
この写真は別のアルバムのものだけど、北村氏の持ってる楽器はサックスのようだ。
このアルバムを聴きながら思い浮かんだ景色が写真の大きなクスノキ。
2019年に九州の大きなクスノキを見て廻る旅をした時のもので樹齢1000年超えの大楠ばかりを選んで鹿児島、熊本、佐賀をレンタカーで廻った。
威厳のある樹や優しく包み込んでくれるような樹、近寄りがたい樹、いろいろな表情の大楠を観た中で写真の佐賀県・武雄「川古の大楠」(樹齢3000年)がこのアルバムに通じる安らぎを感じた。