1周廻ってコダワリ目線

ある意味、逆にピンポン。

2022年5月5日 こどもの日 今朝の1枚

暑くも寒くもなく、湿度も低く、花が咲き若葉が芽吹く1年で一番気持ちのいい時期。

こんなワクワク感のある時期にピッタリ。

3年ぶりの行動制限のないGWとなり、あちこちですごい人出になっている。

反動で感染急拡大にならなければいいと願うばかり。

 

GWに入る頃から夜明け前の東の空で繰り広げられている金星と木星のランデブー。

今朝も4:30に並んで見えました。

ラテン風味で疾走する熱いジャズ。

ルー・ドナルドソンは4年前に現役を引退されてるようだが現在96歳、92歳の誕生日(2018年11月1日)が最後のライブだったそうで、ジャズ界の最年長記録なのではないだろうか。マイルス、コルトレーンと同い年というから生きるレジェンドだ。

そのルーさんのFunkyでGroovyな思わず体が揺れるようなアルバム。さすが、Groove Masterと言われるだけのことはある。

 

Lou Donaldson Light-Foot  1958年12月14日ニュージャージー レコーディング

ライト・フット

ライト・フット

Amazon

Lou Donaldson (as)

Herman Foster (p)

Peck Morrison (b)

Jimmy Wormworth (ds)

Ray Barretto (congas)

このアルバムではバレットのコンガの存在が、ファンキーな演奏にポップな雰囲気が加わりアルバム全体を躍動感のあるファンキー・ジャズに仕上げている。

 

ちなみにスタン・ゲッツジョアン・ジルベルトと共演したBossa Jazz アルバム『GETZ/GILBERTO』が大ヒットしたのは1962。その4年前にこのサウンドを聴いた人たちはさぞや新しく聴こえただろう。

明るくハッピーな吹きっぷりが実に爽快、気持ちが明るくなるアルバム。

1曲目のタイトル曲「Light-Foot」=「軽い足取りで」そのままに、スピーディな熱気がこのアルバムの勢いを象徴している。

この曲を聴くだけで、この季節特有の爽快感を感じられる。


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ただ、日本の口煩いJAZZファンからはこのコンガがお気に召さないようで、評価が低い。

3曲目の「Mary Ann」は1956年 レイ・チャールズのヒット曲のカバー。

元曲はコレ


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Lou Donaldson のヴァージョンはコレ


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コンガの小刻みなビートがリズム隊を煽るような感じで、その上をルーさんのSAXが流れるようなフレージングで進んでいき明らかにオリジナルよりも洗練されている。

曲中のコンガ・ソロの前後など聴いていると一瞬「ナベサダ?」と思うようなサウンド

ルーさんのアルバムはコレ以外にもGroovyで明るく楽しく聴けるノリの良いアルバムが多く、JazzというよりはSoulやFunk系のようで、これからの時期かしこまってではなく「ながら」で聴く機会が増えそう。

この気軽に聴ける感じがいい。

新緑の季節、外を歩きながら少し大きめの音で楽しみたい。

ルーさん、コロナに負けずに元気で長生きしてください。

 

 

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