2020年8月9日、今朝の1枚。
8月9日(日) 全米プロゴルフ選手権を観ていると、鉛色の雲の下で結構寒そうにしてる。コースのカリフォルニア・TPCハーディングパークの気温は17℃。
日本の蒸し暑さとセミの大合唱でで辟易しているので、少し肌寒いくらいが羨ましく映る。
今朝の1枚は、Stan Getz & Charlie Byrd『Jazz Samba』
1962年2月の録音。
やっぱり夏はボサノバ、ボサノバと言えばゲッツを選んでしまう。
1961年春、ギタリストのチャーリー・バードは政府主催の南米向け親善ツアーに起用され、彼が持ち帰ったジョアン・ジルベルトやアントニオ・カルロス・ジョビンのボサノヴァのレコードが世界の音楽を変えた。
帰国後チャーリー・バードがスタン・ゲッツの家を訪れ、ブラジルで買い込んだボサノヴァ・レコードを聴かせて新しいアルバムを出そうということになった。
1961年10月にVerbeレーベルで『ジャズ・サンバ』のレコーディングを行った。しかし、このレコーディングしたのは発売されず(出来に不満だったのか?)に、1962年2月13日、二人はは再びレコーディングに臨み発売したのが、この『Jazz Samba』
このゲッツとバードの共演盤の大ヒットがボサノヴァ・ブームの火付け役となり、ボサノヴァは世界一クールな音楽と呼ばれるようになった。
ちょうど産まれた頃の話だけに妙に興味深い。
このアルバムを制作している途中で、どうやらゲッツがボサノバをあまり理解せずに、JAZZのマナーで好き勝手に吹いたことが功を奏して大ヒットに繋がったとも言われているけど、結果オーライで いま聴いても新鮮。