2022年10月2日 今朝の1枚
すっかり秋になり、気持ちの乾いた風が吹いていて気持がいい。
15年以上気づいてなかった姫リンゴの木
うちのマンションは1Fが公園のようになっていて、たくさんの樹木が植えられているが、姫リンゴの木が植えられてるのは全く気が付かなかった。
熟してそうな赤いのをもいで食べてみたら、しっかりとリンゴ🍎の味がした。
『飛行機ジャケに悪いものなし』
『Come Fly With Me』Trio Pim Jacobs 1982年 オランダヒルバーシュム録音
気持ちの良い青空を見ていたら、聴きたくなったアルバムのジャケットを思い出した。
JAZZ界では『飛行機ジャケに悪いものなし』と言われていて、その中でも最高峰とも言えるのがこのアルバム。選曲も録音もジャケットも素晴らしいヨーロッパジャズの傑作アルバム。
KLMオランダ航空の当時の社長が裏ジャケに挨拶文を載せているそう(笑)
さすがオランダを代表するピアニスト。
ピアノはピム・ヤコブス、ベースは弟のルード・ヤコブス、オランダ人のピーター・イブマがドラムというピアノ トリオ。
しっかりとしたテクニックの上で端正で歯切れが良く、メリハリの効いたハードバップなピアノ。判り易いフレーズが中心で、とにかく聴きやすい。JAZZ嫌いな人もコレなら大丈夫だと思うくらいマイルド。
ベースとドラムは決して出しゃばらず、ヤコブスのピアノの引き立役に徹しているのも清々しい。
選曲もスタンダード曲をメインにしてスインギーなプレイと合わせ、ピアノ・トリオを楽しむのに最適な1枚だと思う。
気持ちいいスイング感、歌心溢れるメロディーライン、明るくリラックスした雰囲気でメリハリの利いたレコーディングなど、大きい音でも聞き流しのレベルの音でも楽しめるので、こういうアルバムはずっと聴いていたくなる。
オランダと言えば絵画ならフェルメール、レンブラントだけど、光の魔術師的な二人の画家の作品を大阪市立博物館に観に行った。
多分生涯行くことのない国だと思うけれど、穏やかなアルバムを聴いていると1回くらい行ってもいい国の候補に入れておこうかな。