想い出の味 その2
小学校時代の想い出の味は、曾祖母さんが火鉢で作ってくれたおやつ。
仏壇にお供えしたご飯を火鉢でカリカリに焼いて砂糖醤油をかけた甘辛い味のパラパラおかき。冬になると火鉢の前で作ってもらうのを待ってた。
練炭は火鉢に、豆炭はあんかにと、昔はいろんな種類の炭を使ってた。
ほかには母と一緒に作ったカスタードクリーム。卵と砂糖と牛乳と薄力粉で作れるので子供でも簡単に作れて美味しいのでよく作った。パンに塗ってムシャムシャ食べた。
苦手な想い出は祖母のリンゴのスライスが入ったポテトサラダ、コレはどうしてもリンゴの味が嫌いだった。この辺りからリンゴ入れなくていいのに・・・と、料理の引き算を覚えたかもしれない。
ちなみに今は少し厚切りのロースハムを入れたポテサラが好み。お店で食べてすごく美味しかったので速攻でパクった。
高校生の時はお金もなかったので味よりもコスパ。
小ロシアとチェリオが最安の満腹飯、多分100円で済んだ。
学食で中華そばにキツネをトッピングしたのをよく食べた。
学食の外にあった自動販売機でDr.ペッパーを初体験、未だによくわからない飲み物。
スガキヤのラーメンは、味よりも悪戯のために食べに行ってた。
学校帰りにジャスコのスガキヤのとんこつラーメンも懐かしい。なぜか先割れスプーンがレンゲ代わり。味は和風豚骨とかいうネーミングを付けてるけど、値段相応の感じ。
この店に行く目的は別にあって、ラーメンはちゃっちゃと啜って、食べ終わる頃にそ~っとテーブルに置いてある胡椒の中蓋をユルユルにしておいて店を出る。僕らの後に席について食べるやつが胡椒をかけようとしたら中蓋が外れてウワァ~っという悲鳴があがるのを通路から笑って見てた悪ガキ時代。子連れの人が座ったときなどは、忘れ物を取りに行くふりをしてユルユルにしたのをもとに戻したりして、あくまでもターゲットは学生。たまにユルユル返しで、俺らがやられたこともあった。アホな遊びをやってた。
ハンバーガーといえばドムドムしかなかったところに遂にマクドナルドが開店! Big Macも高校時代に初めて食べた。
マックシェイクはあべの近鉄の1Fにあったマクドナルドで飲んだ、というより吸った。ドロドロが濃くて思いっきり吸わないと口にシェイクが入ってこなかった。
この時以来たぶんシェイクは二度と吸って(飲んで)ない。
ケンタッキー・フライドチキンもご馳走の部類。
友達は買う時に「カシワ2つ」と言ってお店の人に爆笑されてた。
ビスケットと言われる謎のパンもこの時に知った。
高校時代はファストフード文化に触れ、ようやく駄菓子屋から卒業。
遠目にメニューを見ながら、どうやって頼んでいいのかドキドキしてたのが懐かしい。
初めて海外に行った時もこんな感じだったけど、初マックや初ケンタの時のほうがチョチョ舞ってたと思う。