2022年1月23日 今朝の1枚
お寒うございます。
冬のこの時期にだけみられるサンピラー(太陽柱)
大寒を過ぎ、雪混じりの空を見ながらお陽様はありがたいな〜と、つくづく思います。
ある一定の条件を満たした時にだけ現れる神秘的な自然現象で、空中の水分が低温で凍りダイヤモンドダストとなりお陽様の光に反射して柱上の塊になって見えるそうです。
1月19日、21日と立て続けに陽の出時間に現れました。
珍しい光景を続けてみることができチョット得した気分です。
1月21日(金)
不意に店頭で出逢ったような気分にしてくれたアルバム
梅田のマルビルにあったTPWER RECORD、日本橋4丁目でマニアックなCDも借りれたK2レコードも相次いで閉店。
本も含めパッケージ・ビジネスの衰退は悲しいことです。
最近はサブスク系のソフトで音楽を聴くことも多く、昔のように店頭でレコメンカードを見ながらとか、試聴機で聴いてみてから手に入れるのではなく
「どうせ月額決まった金額払ってるから聴かなきゃ損」
的に流し聴きをして、氣になったアルバムを探してます。
こんなことをしているから余計にSHOPに足が向かないという悪循環になる(反省)
そうこうしている時にオススメっぽく現れたのがこのアルバム。
『A Girl And Her Guitar』 Mary Osborne (1959年)
白いギターを携えたイカしたジャケット。
このジャケットは店頭で見ても絶対に手にとってると思った。
色んな条件が重なって出逢えるアルバムというのは、サンピラーと同じようにチョット得した気分になる。
名前を見るとメアリー・オズボーンという女性ジャズ・ギタリスト。
女性ジャズ・ギタリストの作品は聴いたことがなかったので、ポチッとクリックして聴き始めたら洒落たフレーズと端切れの良いプレイがクールでいい感じ。
オーソドックスで丁寧なプレイで聴きやすい、落ち着いたJAZZアルバム
聴き始めるとオールドジャズっぽいスイング・ジャズっぽい曲や少しロックやR&Bっぽいテイストも入った曲もあり、なかなか面白いアルバム。
エフェクターに頼らずギター・アンプ直結のイサギいい音で、やたら歪ませたり速弾きを多用したりせずに楽しく、気持ちよく弾いてくれているのが心地良い。
セッションミュージシャンにトミー・フラナガンがピアノを弾き、トミー・ポッター(ベース)、ジョー・ジョーンズ(ドラムス)、ダニー・バーカー(リズム・ギター)
少し調べると、白いギターはグレッチのフルアコのホワイト・ファルコン。
ギター好きに言わせると「最も美しいギター」と言われていて、ニール・ヤング、CSN&Yのスティーヴン・スティルス、ロカビリーのブライアン・セッツアーも使っていたそうだ。
収録曲もスタンダードが中心で聴きやすいので、寒くて外に出たくない今日のような日の昼下がりにダラ〜っと聴くにはもってこいな感じ。
個人的にはガールズバンドのギタリストってソロを弾けない人が多い気がして、そんな思い込みからあまり期待してなかったのが一転。
キッカケはオススメコメントでもヘビーローテーションでもなく、ジャケットからというのが昔のショップで出逢った時のような気分にさせてくれた。
サブスク系でもジャケット情報は重要だなぁと感じた2022年。
アルバム・ジャケットについては、また別の機会に思うところを書こうと思う。