1周廻ってコダワリ目線

ある意味、逆にピンポン。

2020年9月6日 今朝の1枚

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猛烈な台風10号が九州に接近している朝。
昨日の夜は遠くで雷が鳴り、今朝は風に混じって電車の音が聴こえてきます。

起きたてに聴く音が、気持ちいいことに気づく。

最近、起きたてに聴く音が気持ちいいというか良く聴こえるんです。気のせいかな?と思ったりしてましたが、やはり夜よりも朝のほうが断然良く聴こえます。

朝イチに聴く音楽も音量をあげなくてもディティールまで聴こえ、なぜなのかをツラツラと考えるに、寝ている間に耳を休めているからに違いないと思い始めました。

 

今朝の1枚はダンサブルなブラジリアン・フュージョンなこの1枚。

TANIA MARIA『COME WITH ME』

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スキャット好きには  たまらないアルバムです(1982年の作品)。

カム・ウィズ・ミー

カム・ウィズ・ミー

 

スキャットとは違う、唯一無二のヴォーカル。

タニア・マリアはブラジル出身のシンガー・ソング・ライターでピアニスト。タニアのピアノは弾くというよりも鍵盤を叩きつけるようなプレイもありピアノの扱いが打楽器に近い扱いの時も多い。

彼女を知ったのは、このタイトル曲がクラブでよくかかるクラブ・クラシック的な曲だったから。一聴して大好きになった。

ウィスキーでいうとアイラモルトのようなクセの強さにハマる感じと言えばわかってもらえるか。

 

彼女のヴォーカルはスキャット風だが、本人曰く「私のヴォーカルはジャズのスキャットと違う」というように、フローラ・プリムのように魂の叫びというか楽器のように唄ってるというか、なんとも不思議なヴォーカルで一聴してタニアだとわかる。

『Nêga』という曲の中ではコンガを指で擦って出す「キュッ」っというような音を擬声していて、これはスキャットとはまるで違う楽器音。

今朝は空を見てたらタイトル曲の『COME WITH ME』を聴きたくなりました。キャッチーなメロディと独特のグルーブ感が、今朝の吹く風に体を預けて揺れる感覚のように思えた。

 ピアノとユニゾンする雄叫びと、チョッパー・ベースとタイトなドラム&パーカッションが繰り出すグルーブが気持ちいい。

 

YOUTUBEにあったライブ映像。


Tania Maria - Come with me (live)

 

 

発売されてるライブアルバム。

It'S Only Love

It'S Only Love

 

 

 

 

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