1周廻ってコダワリ目線

ある意味、逆にピンポン。

2020年11月29日 今朝の1枚

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キリッと冷えた空気が気持ちのいい師走前の日曜日。

今朝の1枚は、1枚と言いながら2枚組のアルバム、結構レアなアルバムを手に入れたのでコレにします。

『SAX LEGENDS』V.A

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1993年のリリースで、当時は売れなかったのか、すぐ廃盤になったよう。

コレとは違うジャケットもありますが、このジャケットの盤が欲しかったので運良く程度のいい中古盤を安く手に入れることが出来た。

ジャケットは、ラズウェル鈴木が描いた参加SAXプレーヤー12人の似顔絵。

欲張りで豪華なセッション・アルバム

さまざまなJAZZスタイルを受け継ぐSAX奏者を一同に集め、大セッションをしながらレコーディングをしたアルバム。

1992年8月13,14,25日の3日間、NYのミッドタウンの「サウンド・オン・サウンド・スタジオ」で行われた。


Studio Tour | Sound On Sound Studios

 

参加ミュージシャン、クレジットにはSAX LEGENDSと紹介されている。

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・リー・コニッツ

・フィル・ウッズ

・フランク・モーガン

・アーチー・シェップ

・ヒューストン・パーソン

・デイヴ・リーブマン

・ベニー・ウォレス

・デヴィッド・マレイ

・スティーヴ・コールマン

・ドナルド・ハリソン

・ジョン・ゾーン

・クライグ・ベイリー

各プレーヤーの既にある音源を集めてというオムニバス盤はよくあるが、新旧世代のSAXプレーヤー12人が一堂に会し“録り下ろし”のオムニバス盤という企画はかなりイカれてる。

思いついて、実際に録れたのが凄い。調整が大変だったと思う。

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見てもよくわからない共演歴一覧(笑)

 

SAX LEGENDS 12人と言いながら、実際には6名ずつの2グループに分けてレコーディングをしたようで、各アーティストのソロ、デュオ、及び全員(6名)によるセッションを収録。

Vol.1,2のエンディング曲が全員セッションの「BULUES FOR JC」

こんな贅沢なCDはもう作れない!?

レコーディングはNYで最も暑さの厳しい時期(8月中旬)なのに、ア-チー・シェップは、ただ一人ハットをかぶり ダークスーツに身を固めてやってきたという。

フィル・ウッズは今回のセッションでも全てワン・テイクだったという逸話も残ってる。

もうこういう企画を思いついても、なかなかセッションアルバムなんて作れないだろうな。

サポート・ミュージシャンは

・ジョージ・ケイプルス(ピアノ)

・ルーファス・リード(ベース)

・ジョー・チェンバース(ドラム)

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解説書も綺麗でかなりお買い得な中古盤だった。

 

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