2020年10月4日 今朝の1枚
今日は少し曇ってますが、今週は自分的には珍しいジャンルから。
最近知ったダニー・オキーフ(Danny O'Keefe)の『O'Keefe』
古き良きアメリカの風景
昨日BSで古いアメリカの風景をカラーに再生した番組をやっていた。まだまだ農業大国だった頃のアメリカから、戦後急速にホワイトカラー化していく番組内容を観て想い出したアルバム。
このところ古き良きアメリカっぽいのがマイブームっぽい。このアルバムもマイブームの中で知った。
若い頃は絶対に聴かなかったカントリー・ベースの音楽だけど、50歳を超えてこういう風景の音楽もありかなと思えるようになったのには自分でもちょっと驚き。
朝に淹れたてのコーヒーでも飲みながら、そんなに聴き込むわけでもなく、少し小さい音量で流しておくくらいが丁度いい。
このアルバムは2ndアルバムで、メンフィスでレコーディングされたそうだ。カラッとした音の質感からも納得。ジャケットの色合いといい、雰囲気といい燻し銀のような曲が並びアコースティックギター1本で弾き語ってる感じが気分。
1曲目がヒットした「GOOD TIME CHARLIE'S GOT THE BLUES」
イントロのギターフレーズが耳に残るが、同じコードが続くときに基本のコードは変えずに構成音を変化させて一つのメロディにしていく“クリシェ”という技法を用いているそうだ。印象的なメロディにはちゃんとした理論があるんだなと感心しました。
声が似てると唄う曲も似る?
少し鼻にかかった歌声は、「We Are The World」の中のウィリー・ネルソンに似てるなぁと思ってたら、ちゃんと曲をカバーしてました。
「GOOD TIME CHARLIE'S GOT THE BLUES」は、その他にもエルヴィス・プレスリー、レオン・ラッセルをはじめ多くのミュージシャンがカバーしているそうだ。
Danny O'keefe ~ Good Time Charlie's Got The Blues (original version)
Willie Nelson - Good Time Charlie's Got The Blues
「THE ROAD」は、ジャクソン ブラウンがカバーしている。
イライラっとすることの多い時期だけど、休みの日くらいこんな優しい朝の時間を楽しむのもいいでしょう。